吟剣詩舞とは

吟詠「和歌 敷島の(序詠)」

  吟道瑞鳳流 宗家 原 瑞鳳 

 

 剣舞「大江山(起句承句)」

 青柳流剣詩舞道 青柳芳光希

 

 

詩舞「厳島(起句承句)」

 青柳流剣詩舞道 青柳芳藍子

 

 

【吟剣詩舞(ぎんけんしぶ)】とは

「吟」は、吟詠(ぎんえい)または詩吟(しぎん)の略です。

「剣詩舞」は、剣舞(けんぶ)と詩舞(しぶ)の総称です。

 

 【吟詠・詩吟】

 主に漢詩や和歌、さらに俳句、新体詩、創作詩など

 あらゆる詩を題材にし節(旋律)をつけて歌います。

 

 吟詠の発祥については諸説ありますが、

 江戸末期~明治維新頃に始まったものが

 現代の吟詠の形態に発展、普及しました。

 

 ご自分に合った音程で心地よく声を出すことができ、

 心肺機能の向上に繋がります。

 また、滑舌が良くなったり言葉の表現力が増すでしょう。

 歌が大好きな方は、新たな声の魅力を発見し、

 歌が苦手な方は、上達する喜びを感じることでしょう。

 

【剣舞】

 吟詠や音楽に合わせて主に日本刀(模擬刀)を用いて

 詩の内容を表現する舞です。

 剣舞の発祥が武道である為、舞の中の刀法が

 居合や古武術に従っているのが特徴です。

 自然と体幹が鍛えられていきます。

 

【詩舞】

 剣舞から派生した舞で主に扇を用いて舞います。

 剣舞より柔らかな振りが特徴です。

 詩の内容を情感豊かに表現します。

 詩舞も自然と体幹が鍛えられていきます。